No.146 (緊張緩和期)  : 

「緊張緩和期の冷戦状態とはどのようなものか?」

1953〜62年は『雪どけ』期であるにもかかわらず、55年西独の再軍備に
対してWATOができたり、米大統領アイゼンハウアーが協調外交を行っ
たが、国務長官ダレスは強硬外交(巻き返し政策)を行った。また、61年
には「ベルリンの壁」が作られ、東独から西独への脱出を阻止しようとし
た。

<評価の観点>
関心・意欲・態度:

東西冷戦のシンボルである実際の「ベルリンの壁」の破片を手にすること
で、意欲的に学習に臨んでいる。

思考・判断:

緊張緩和の立て役者である、ソ連のフルシチョフと合衆国のアイゼンハウ
アーについて、両者による硬軟合わせ技の外交を的確に判断している。

資料活用の技能・表現:
東西冷戦のシンボルである実際の「ベルリンの壁」の破片を手にすること
で、意欲的に学習に臨んでいる。

知識・理解:
緊張緩和期が「雪どけ」ムードを中心としながらも、東西両陣営双方による
強硬政策も見られた点について、基本的な知識を身につけている。